Jリーグはワールドカップで日本が優勝するために創設されました。いつの日か、ワールドカップを掲げる選手が登場することを期待して、いい選手を輩出するためです。
ですが、海外では少し事情が違うようです。イタリア、セリエAでは、「アッズーリ(イタリア代表)はカンピオナート(リーグ戦)の子供」と言われており、あくまでカルチョ(イタリアサッカー)のためのものであるというのです。
この部分に大きな驚きを感じるのです。選手の気概が、レベルの違いを生むのかもしれませんね。
さて、そのセリエAですが、たくさんの外国人を受け入れていました。そのため、イタリアのレベルは上がり続けていたのです。得点を量産する外国人、勝利を呼び込む助っ人によって、イタリアは強豪になりました。
そして、世界的なディフェンダーを輩出したのです。優れた能力を持つFWを止めるための様々な戦術が発明されたことも拍車をかけました。ですが、イタリアは揺れます。八百長疑惑などです。
このこともあってセリエAのレベルは世界トップではなくなったのかもしれません。ですが、この話には続きがあります。
昨シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝で、インテル対ACミランの対決が実現したのです。どちらかが決勝に進めるということになりますから、これは大きかった。結局、ACミランが勝って、決勝戦に駒を進めました。
しかし、惜しくも決勝で、マンチェスターC(イングランド)に敗れます。奇しくもマンチェスターCもまた、史上初の欧州制覇を狙っていたのです。
いやあ、歴史は深いですね。ではまた。